何かとご不明なご葬儀後の仏事。
いまだ悲しみが癒えぬ中、何をどうしたらよいのか困惑される方も多いかと思います。
仏教における一般的な仏事、それに伴いご検討いただきたいことをまとめました。
ご家族のお考えや、お寺様へのご相談にあわせてご参考ください。

葬儀後の仏事スケジュール

01

位牌/仏壇/墓誌の検討

02

膳上げ/49日法要

03

新盆

04

喪中ハガキ

05

年越し

06

年忌法要


※上記スケジュールは一例です。ご逝去された時期により新盆の時期が変わります。
法要のご予定等はお寺様にご確認ください。

Sougigo Guide

葬儀後の


仏事いろは

葬儀後の仏事スケジュールに合わせ、ご用意いただきたいこと、ご家族でご相談いただきたいことをまとめました。

位牌/仏壇/墓誌の検討をする

  • 位牌の作成

    膳上げ/49日法要時、白木のご位牌から黒塗りの本位牌へと故人様の魂を移し替えいただきます。
    お寺様により、100ヶ日や一周忌の際にご用意することもあります。
位牌について

※作成まで2週間程かかります。余裕を持ってご手配ください。
※白木のご位牌はコーティングされていない無垢の木になりますので、無宗教で行われた際にも、保存性を考慮し本位牌をご用意されたほうがよろしいかと思います。

  • 仏壇購入の検討

    膳上げ/49日法要の後、後飾り祭壇からお仏壇等へご位牌を移し替えます。
    お仏壇を新しくご用意される場合は、膳上げ法要前や、100ヶ日、新盆等の日程を基準にご検討されると良いかと思います。
仏壇について

※宗派によりご本尊様や用意する具足が変わります。お寺様にご確認ください。

  • 墓誌戒名彫りの依頼

    すでにお墓がある場合は、墓誌への戒名彫りが必要となります。膳上げ/49日法要や、100ヶ日、新盆等の日程を基準に依頼をしてください。
案内

※墓誌戒名彫りは天候により工事予定が延期になる可能性がありますので、余裕をみてご依頼ください。
※菩提寺内にお墓がある場合は指定業者についてお寺様にご確認ください。

膳上げ/49日法要

故人様の冥福を祈るためにおこなわれる法要の中で最も重要といわれる膳上げ/49日法要。
ご家族・ご親族を中心に所縁の深い方々が集まり故人の冥福を祈りお寺にて行います。
ご法要後、引出物や労いの食事の場を設けることもあります。

案内

※宗派により本位牌が必要となります。
※本殿に供えるお供物(お膳・果物・菓子・お花)等が必要になります。
お寺様により、お供え物等必要なものも変わりますので、お寺様にご確認ください。

※100ヶ日法要の有無はお寺様にご確認ください。
※膳上げ法要、49日法要と呼び方は違いますが、同じ意味合いとなります。富士・富士宮地区では膳上げ法要と呼ぶ地域が多くみられます

返礼品
について

※多額のお香典や葬儀後いただいたお香典等へのお返しは、膳上げ/49日法要後を目安に礼状を付けてお返しをします。

新盆/盂蘭盆

お盆はご先祖様が里帰りする日です。
故人様が亡くなられてから、
忌明け後(膳上げ/49日法要後)に初めて迎えるお盆のことを新盆といい、特に丁寧に供養をします。
祭壇や経机に飾る盆提灯・霊供膳・精霊馬・迎え火等を用意しお迎えください。

お盆の迎え方

※8/13の夕方、盆提灯の灯をたよりに、迎え火の煙でできた道を、精霊馬に乗って帰ってこられるとされています。
お帰りは8/16の朝、送り火の煙でできた道を精霊牛に乗ってお戻りになります。


※宗派によってはお盆行事を行わない場合もございます。
※お盆の時期を旧暦にて行う地域もございます。
※祭壇を含めたお飾りは8/12までにお飾りください。ただし、最近では訪問される方が早くからお見えになるので、ご訪問客に合わせ、7月末日頃には新盆用返礼品とともにご準備いただくと良いかと思います

新盆返し
について

※新盆には、故人様に所縁が深い方が多くお見えになります。例年お盆より早めの時期にご挨拶に行かれる方が増えておりますので、新盆用の返礼品の用意は早めにしましょう。

喪中はがきの用意

身を慎む期間として喪中(一般的に一年間)に正月を迎える際には11月末頃に年賀欠礼はがきを出します。

案内

※クオーレ平安でご葬儀を案内した葬家様へは
例年10月頃、喪中はがき作成のご案内をしておりますので、ご利用ください。
また、年末の葬儀で年賀状が間に合わない場合は、寒中ハガキとして、1月中を目安にお送りください。

年末年始を迎えるにあたり

喪中は故人を慈しむ期間であることから、おめでたいことを意味するおせち料理や初詣等を控えながら、普段通りにお過ごしください。

案内

最近では、喪中期間にもお召し上がりいただける『ふせち料理』を年末に用意し、ご家族で慎ましく新年を迎えられる方もいらっしゃいます。

年忌法要

一周忌・三回忌・七回忌・・・
故人様の祥月命日に行います。
最近では、皆様が集まりやすいように命日の前の土・日や祝日に行うことが多いようです。

案内

※日程等はお寺様にご確認ください
※三回忌以降、三回忌は2年目、七回忌は6年目と1年前倒しで行います。
※故人の霊が祖霊となり年忌が最終的に終わることを弔い上げといいます。33回忌、50回忌を区切りにされる方が多いようです。

お墓について

お墓がある場合は、葬儀後や膳上げ/49日法要の後等に納骨をしますが、お墓がない場合は、1周忌等を目安に新しく建立を検討される方が多くみられます。

案内

※墓地を既に所有されている場合は管理者に指定業者の有無等をご確認ください。


※上記スケジュールは仏教を基にした一例となります。ご家族やお寺様の考えに合わせてご供養のご参考にしてください。
また、お亡くなりになられた時期により仏事行事は前後しますので、具体的な時期や内容はお寺様にご確認ください。


ご位牌

ご位牌・仏壇・墓石

法事料理(ホールでの会食)

返礼品・料理